水虫には症状別に種類が分かれる!【基礎知識】...
冬場ではないのにかかとがカサカサになって荒れていったり、足の爪が白く変形してしまったなんて症状に悩まされてはいませんか。 特に夏場に症状がひどくなるので、サンダルを履いたりすると目立ってしまうのを防ごうと様々な美容クリームを塗っているかもしれません。 でも、それで治るようなことはないのです。 もし治ったと思っても、それは気候が涼しくなってきてちょっと落ち着いたというだけに過ぎません。 頭をきちんと洗っているはずなのに、フケが出てきて困るという方もいます。 様々なフケ用シャンプーが売られているかもしれませんが、買うべきは抗真菌効果がある成分の入っているものです。 なぜなら、これらの症状はいずれも水虫の白癬菌が繁殖したことを原因とするからです。 水虫というと足のみとは限らず、白癬菌の繁殖場所は皮膚や頭・手や爪など多岐に渡るのです。 厄介なことに、それぞれ患部が異なると同じ菌が原因となっているにも関わらず、症状も全く違ったものになってきます。 足に発生して痒みを伴うもの・皮膚がジュクジュクしてといった状態しか知らないからこそ、発見が遅れてしまうケースも多々あるのです。 かゆくてジュクジュクという一般に思い浮かべるもの・テレビCMなどでも紹介されるタイプは趾間型です。 趾間型はその名の通り、足の指の間に発生する水虫です。 むずむずとかゆく我々を苦しめるその水虫は、はじめは患部が赤くなり、そして白くふやけて皮がむげ痒いからとかきむしっていると爛れて液が出てきてジュクジュクした見た目になるのです。 まったくかゆみがない・むしろ乾いているのが角質増殖型です。 角質増殖型はかかと部分に発生することが多く、角質が分厚くなっていきます。 表面はザラザラに、そして皮がむけていくのです。 かゆみが無いからこそ、ついつい放置してしまいがちなタイプです。 足の裏や縁に出来るのが小水疱型です。 小水疱型の場合はかゆみが強く出てきます。 その名の通り、小さな水疱や膿泡が出来るのです。 ただ2ミリから3ミリ程度が通常なものの場合によっては大きな水疱になることもあります。 手や足に出来るのがつめの水虫・爪白癬です。 手に出来ると手白癬と呼ばれます。 爪白癬になると、爪は白く分厚く変形します。 やがてはボロボロになっていき、靴に当たって痛みを伴うようなこともあるのです。 つめの表面に縦ジワが出来ることもあります。 ちなみに、頭にフケやかさぶた・膿が出来たりするトリコフィトン・トンズランス感染症・皮膚真菌症が出来る方も、格闘技選手を中心に多いです。 顔や首・身体などのいたるところに米粒大の紅色の丘疹が出来て炎症やかゆみを伴うぜにたむし、太ももの内側に発症するいんきんたむしに頭部に出来るしらくもなどとにかくいずれも白癬菌が関係していると思っておいてください。 ぜにたむしやしらくもなどは、犬やネコなどのペットから感染することも多いです。 いんきんたむしは10代後半から20代男性によく出来ます。 ただし、中年男性の病気と考えられている水虫ですが足や手に関しては老若男女を問わず危険はあります。 特に最近は女性感染者も増えていることもあり、自身に感染することもないとは限りません。 一度感染すると自然治癒することはなく、白癬菌を退治しないと繁殖を続けて症状は悪化して行く一方です。 水虫の種類と症状を知っておくことで、万が一の場合に早期発見早期治療出来るようにしておきましょう。…